~その時は、気づかない小さなきっかけ~
退職を控え、今までの活動を振り返ると、ここまでに いくつかのターニングポイントがあった。
その時は「これがターニングポイントだ」とは、全く気づかないのだが、「小さな出会い」 「小さなきっかけ」が、やがて大きな成果をもたらすのだ ということを 今つくづく 感じている。
私の中で どうしても 忘れられないターニングポイントが一つある。
平成11年11月 初めて 近畿経済産業局に電話をしたときのこと。
私が担当する会合で「産業活力再生特別措置法」の話をしてもらうため、当時の新規事業課に講演の依頼をさせていただいた。
その時 私がかけた電話を受けたのが 係長のM.Uさんだった。恐縮しながら講演の依頼をさせていただいたが、U係長は、親切に「私の上司に講演に行ってもらいましょうか?」とおっしゃっていただいた。
電話の対応があまりにも気さくで、明るい感じを受けたので、思わず「いや U係長! あなたに講師をお願いします。お待ちしております」と図々しくも言ってしまった。
講演が終了し、交流会の席上で U係長と私で起業・新事業関わる意見交換をしたところ、「じゃあ 一度 助成金の申請をしてみて、起業支援してみたら 」とさりげない一言と同時に、当時「新事業開拓支援事業助成金」という制度の紹介を受け、講演会の翌日に助成金の公募要項が送られてきた。
「じゃぁ やってみるか」ということで申請したところ、2年連続で約1千万円の助成金の採択を中小企業総合事業団(現在の中小企業基盤整備機構)から受けた。
この助成金を活用して「起業スクール」を開催したことにより、数多くの起業者が生まれ、、インキュベーション施設開設への大きな礎となったのである。
もし、あの助成金を申請しなければ、現在の「miniマッチ箱」の事業もありえなかったわけである。
あのたった一本の電話が、そして、たまたま私がかけた電話をM.Uさんが受けていただいたことが、今の「miniマッチ箱」やそれに関わるさまざまな事業のきっかけになったわけである。
後で 近畿経済産業局に出向している市役所の方にこの話をすると「それはよかったですね。M.Uさんはすばらしい方ですよ いい人に偶然 電話しましたね」と
本当に運が良かったのだと思う。いまさらながら 「一期一会」を感じてしまう。
「ターニングポイント(人生の分かれ目)」は ほんの小さなきっかけと、小さな出会いから始まるのだということを実感している
しかもそのターニングポイントに その時は気がつかない。それほど 小さなものである。
"Life is like a box of chocolates. you never know what you're gonna get."
「人生はチョコレート箱のようなもの。開けてみるまで何が入っているかわからない」
映画「フォレストガンプ」一期一会より
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